空室対策を考える[1] ― 物件めぐり

投稿時間 : 2010年10月29日 18:21

現在アミックスが管理する物件は、約8,700戸ほどになります。これだけ多くなってくると、なかには長期間にわたり空室になっている物件も出てきます。

今回、この長期空室の問題を考えてみることにしました。そのために、まずは空室期間の長いの物件をたずねて、どんな解決策があるのかを検討してみたいと思います。

今回のブログでは、現場をめぐったときの様子をお伝えしたいと思います。


今回まわったのは2件。まず、最初の物件です。

千葉県にあるこのアパートは、地下鉄で都心から約20分、最寄り駅から徒歩約10分程度。間取りは2Kで3階建ての1階部分になります。

都心までのアクセスもいいですし、実際に駅から歩いてみましたが、それほど遠くはありません。ただ、産業道路沿いということもあり車の騒音が若干気になります。

着きました。ここが玄関です。

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クリーニング済みのはずですが、ちょっと汚れが気になります。


なかに入って、こちらが洋間です。

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きれいにクリーニングされていますが、養生カーテンが破れていました。これもきちんと直しておくべきところです。

そして和室ですが…

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よく見ると、退去後にとり替えた新品の畳の隅にうっすらとカビのようなものが…

このアパートは日当たりがよくありません。長期間空室でしめきり状態が続いていたため、定期清掃をしても、端のほうには湿気がたまってしまうのでしょう。

いくら空室期間が長く続いていたとしても、隅の一部分だけだとしても、あってはならないことです。このことは管理担当に直接私から伝え、厳しく注意することとします。

この部屋はもう一度クリーニングをかけ、これからは管理を徹底させます。しかしそれだけでは、空室問題は解決しません。この部屋をいかに魅力的なものにしていくのか…

対応策は、のちほどご紹介するとして、次の物件へ行ってみましょう。

2件目は埼玉県です。最寄り駅は、都心から地下鉄線直通で約50分程度でしょうか。途中で急行などに乗り換えれば、もう少し時間は短くなります。間取りは3DKでファミリー向けの物件です。

駅を降りて歩いてみました。駅前を抜けると静かな住宅街が続きます。緑も多くていいところです。

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到着まで20分くらいかかったでしょうか。ちょっと遠いですね。

なかに入ります。

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しっかりとクリーニングされていて、室内はどこも大変きれいです。あまり古さも感じません。3部屋ありますし、ファミリーでも十分の広さです。

これで空き部屋状態が続いているということは、問題はやはり駅からの距離でしょうか。

このアパートのように徒歩15分、20分となると、マイカー通勤でもない限り敬遠されがちになります。図面を見たときに、不便さばかりが目立ってしまうのかもしれません。実際見てみればきれいですし、気に入る人もいると思うのですが、検討の段階ではねられて、内見までいかないのでしょう。

この日は、以上の2件を見てきました。空室が続いてしまう物件には、それなりの理由があるものです。

今日の場合ですが、1つ目の2DKアパートは1階で日当たりがよくないうえ、騒音もある、2つ目の3DKの物件は駅から遠いことが問題となっているようです。両方とも、立地に関係していることですから、簡単には解決できません。

では、どうしたらいいのか…

私を含めたスタッフがいろいろと意見を交換し、出した結論は「家具付きアパートにしてみよう」ということでした。

あらかじめ部屋に家具を揃えておいて、入居者に自由に使ってもらえるようにするのです。アミックスでは今回がはじめての試みです。

ということで、結果がどうなるかわかりませんが、「家具付きアパート」計画をすすめてみることにしました。手始めに、今回最初に見た千葉の2DKの物件を家具付きアパートにリニューアルいたします。

次回のブログでは、リニューアルの模様をお伝えしたいと思います。さて、どうなるでしょう。お楽しみに!

プロフィール

末永 照雄 〈 Teruo Suenaga 〉

株式会社アミックス 代表取締役 社長
昭和31年8月2日生まれ
上智大学卒業後、アミックスを設立。
趣味はジョギングと水泳。

公益財団法人 日本賃貸住宅管理協会 会長
全国賃貸管理ビジネス協会 理事
suenagateruo@amix.co.jp