地域交流「ごみゼロキャンペーン」

投稿時間 : 2009年04月06日 20:53

このブログをお読みいただいている方のなかには、賃貸アパート・マンションは分譲マンションに比べて、『管理が雑で、清掃も行き届いていない』というイメージをお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。残念なことに、街を歩いていると確かにそういう物件を目にすることもあります。

アパートやマンションは、管理がしっかりしていないと建物の傷みも早くなります。また、外観の印象から入居者に敬遠されがちにもなります。管理会社が管理を行っている場合、オーナー様から大切な資産をお預かりしているのですから、そんなことがあってはいけません。

私どもアミックスでも、数多くのオーナー様から賃貸物件をお預かりしています。大切な資産をお預かりする以上、その価値を高めるべく、つねに丁寧で誠意のある管理業務を心がけています。この方針にもとづいて、弊社がもう10年以上も続けているプロジェクトがありますので、ここでご紹介させていただきたいと思います。


それは、アミックス望月会長の発案による「ごみゼロキャンペーン」です。「ごみゼロキャンペーン」とは、年1回、特定の管理物件を徹底的に清掃しようというもので、会長・社長以下社員全員(管理とは関係ない部署の社員もすべても含む)が必ず参加します。毎年11月中に3回ほど実施され、2人1組でペアになった社員が、担当する物件のごみ置き場とその周辺を清掃します。

清掃時はごみの分別もきっちりと行いますので、ごみ袋を開けることもあります。ごみ袋ですから、中身はさまざまです。私自身も腐った納豆や紙おむつなど、ちょっと顔を背けたくなるようなごみに出会って苦労したことがあります。

ではなぜこんなことをするのでしょう。それは、管理会社にとって物件の清掃やごみ処理などが一番汚れてつらい業務だからです。特にアミックスは、単身者向けのワンルーム・アパートを数多く管理しています。若い独身者のなかには共同生活に慣れていない人も多いため、管理者はさまざまなことに気を配らなければならず、大変な業務になります。

アミックスに入社しても、建築や経理、総務などに配属された社員は、実際の管理業務に携わることはほとんどありません。管理担当者の苦労は全くわからないわけです。でも、たとえ担当外の社員でも、管理担当者の苦労を理解し、その大変さを共有することで、管理を担う会社の社員としての自覚をもってほしいということです。

おそらく他社では行われていないでしょうが、「ごみゼロキャンペーン」のような行事は、管理会社の社員教育としてとても大切なことなのです。

また、このプロジェクトをはじめてから、管理以外の社員もオーナー様や入居者の方々と顔を合わせるようになりました。「ごみゼロキャンペーン」を通して、社員全員が地域との交流を図れることにもつながったのです。

「ごみゼロキャンペーン」に代表されるような小さな努力の積み重ねにより、アミックスの管理物件は、数十年建ったものでも満室に近い状態を保っています。創業時から目指してきたように、これからもオーナー様に信頼される会社づくりをすすめていきたいと思っています。

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