バブル後に倒産したオーナーさんはいません!

投稿時間 : 2008年11月25日 11:03

皆さんは、バブル景気の時代を覚えていらっしゃいますか?

1980年代後半から1990年代初頭にかけて、日本では戦後3番目に長かったといわれる好況が続きました。なかでも「土地は必ず値上がりする」という土地神話に支えられ、地価は高騰、投資家は転売するために土地を売買するようになっていました。

当然、土地オーナー様のところには、土地の売買やマンション建設などで、多くの企業から勧誘があったことでしょう。



「土地を売りたくはないが、相続税のことを考えるとこのままにしておくわけにもいかない。」というオーナー様も多く、建設会社等の勧めもあって、この時期、賃貸マンションも数多く建ちました。当時は、賃貸マンションの家賃が年々上昇しており、将来の高額家賃収入を見込んで建設したオーナー様も多かったのだろうと思います。

ところが、ご存知のようにバブルは崩壊、好景気はまさに泡と消えてしまったのです。

それから、多くの賃貸マンションオーナー様は大変なご苦労をされることとなりました。多額の借り入れをして建設したのに、家賃は入らず、残るのはローンばかり…。バブルの時には予想していない出来事がおきてしまったのです。残念ながら、先祖代々受け継いだ土地を手放すことになったオーナー様も少なからずいらっしゃいます。

ところが、当時私たちアミックスが担当したオーナー様の中に、バブル後倒産したり、土地を手放したりした方は1人もいらっしゃいません

これは何故でしょう?

それは、アミックスが、バブル当時も採算の悪いマンション建設を勧めていなかったからです。

アパートに比べ、マンションは見た目も立派ですし、相続税対策には高額な借り入れを要するマンションの方が効果的だったので、バブル景気の時期であれば、オーナー様が「建ててみようかな」と思われるのも無理はありません。当時の試算では充分採算が取れそうだったのですから。

当時、私が担当したオーナー様で、今まさに他社でマンションを建てようとしている方がいらっしゃいました。ただその方は、建設を決めたものの、駅から徒歩15分を超えるという立地を気にされていたので、私は迷わず、「マンションはやめてアパートを建てましょう!」とお勧めしたのです。

建築後の経営のことを考えたら、高額な借り入れをしてマンションを建てるより、少ない初期費用でアパートを建てるほうが絶対に得策だと、私はバブルの当時でも思っていたのです。

結局、そのオーナー様はアミックスでワンルームアパートを建築、バブル崩壊後も、現在まで変わらず堅調な経営を続けていらっしゃいます。

今、また大きく不況の波がやってきました。これからも、好況・不況が繰り返されていくことでしょう。でも、目先の状況に流されず、この先どうなっていくかを見据えて、事業計画を立てていくことが大切だと思います。

何かはじめようと思われたら、まずはご自分の目で検証して考えてみてください。

プロフィール

末永 照雄 〈 Teruo Suenaga 〉

株式会社アミックス 代表取締役 社長
昭和31年8月2日生まれ
上智大学卒業後、アミックスを設立。
趣味はジョギングと水泳。

公益財団法人 日本賃貸住宅管理協会 会長
全国賃貸管理ビジネス協会 理事
suenagateruo@amix.co.jp