コロナ禍での入居者とのふれあい

投稿時間 : 2021年02月17日 11:00

昨年、全国に非常事態宣言が出されていた頃、オーナーのO様より、所有されているアパートの入居者の方々に「困っているかもしれないから、食料品などを差し入れたい」とのお申し出がありました。

つらいことが多いなかで、あたたかい思いがとても嬉しく、私自身も勉強になった出来事でした。

今回は、担当の伊達が、あらためてO様にお話しを伺いましたので、ご紹介いたします。

O様(右)と担当の伊達

アミックスと「共同経営」と考えて

営業部の伊達です。O様は、さいたま市にワンルームアパート(全6戸)を所有されています。ご自宅は都内なので、少し遠いのですが、月に1度はアパートに通い、花壇や建物の状態を点検したり、入居者の方々の状況を確認されていらっしゃいます。

所有されているアパートは、やや築年数が経過した狭いつくりで、駅からも少し遠い物件です。「アミックスさんから“いまは長期入居が大切”と聞いたので、永く住んでもらえるよう、私もなにかやっていきたい」とO様。

「アミックスにおまかせではなく、自分も共同経営者と考えていたい」という思いをもっていらっしゃるO様は、積極的に行動されているのです。

コミュニケーションで“クレーム”のないアパート

O様はアパートの近隣の方とも積極的に交流されています。「住宅街にある物件なので、入居者さんがご近所に迷惑をかけてもいけない」というお心遣いからなのですが、地域で行う排水溝の掃除にも参加されたことには、私自身も驚きました。

今では、まわりの方々ともすっかり仲良くなり、「近所の方がアパートのお花(共用部の鉢植え)に水をあげてくれる」こともあるそうです。

近隣の方々は入居者のみなさんとも顔見知りになっているようで、O様が訪ねると「『あの人はよく挨拶してくれる』とか『あの人はいつもおそくまで勉強してるみたいね』とか、教えくれる」そうです。

近隣の方とコミュニケーションをとっていらっしゃるO様の成果なのでしょう。こちらの物件は、アパートや入居者の方々に対するクレームがほとんどありません。

困っている人に「喜んでもらいたい」

昨年、コロナ禍で社会情勢が一変した時期、O様から「入居者さんへ何かプレゼントをしたい」と相談を受けました。とくに非正規雇用やアルバイトは収入が減ってしまう、などのニュースを聞いて、「入居者さんたちも困っているのではないか」と思われたそうです。

O様は、「永く住んでほしい」との思いから、これまで入居者さんにハンガーラックやアロマポットなどをプレゼントされていました。でも、「今回はもっと切実だろうから、食品を中心に差し入れたい」とO様。アパートまで距離もあるため、買い出しとお届けは私が担当させていただきました。

お届けしたのは平日でしたが、お仕事や学校がお休みになっていた人も多かったのか、6戸中4戸が在宅でした。カップ麺・ドリンク・お菓子などをセットにしてお渡しすると、みなさん、とても喜んでいらっしゃいました。

後日、女性の方からお礼のメールも送られました。O様には「やっぱり嬉しい。みなさん喜んでくれて、やってよかった」といっていただき、私も嬉しく思いました。

手をかけた物件は空室が少ない~オーナー様の思いに応えて

私自身が実感していることですが、オーナー様が手をかけている物件は入居率が高く、たとえ少し立地がよくなくても、長期入居が多いように感じます。

O様は 「アパートは商品」とお考えです。今回の件に限らず、日頃からアパートに通い、ケアをされていらっしゃいます。「商品だからこそ、大切にしたいし綺麗にしたい。部屋は狭いけれど、なるべく快適に住んでもらいたい。どうしたら魅力あるものにできるかを考えていきたい」との思いを行動に移されているのです。

サブリース管理の場合、アミックスにすべておまかせでも問題はありません。でも、オーナー様ご自身の感性や物件に対する思いはそれぞれに違うものです。“オーナー様のお気持ちに沿う” こともひとつの管理もカタチなのではないかと思います。

私たちアミックスができるのは、オーナー様それぞれのお気持ちを受け止め、できる限り応えていくこと、それがさらなるサービス向上につながっていくものと思います。

O様、お忙しいところ、本当にありがとうございました。

 

プロフィール

末永 照雄 〈 Teruo Suenaga 〉

株式会社アミックス 代表取締役 社長
昭和31年8月2日生まれ
上智大学卒業後、アミックスを設立。
趣味はジョギングと水泳。

公益財団法人 日本賃貸住宅管理協会 元会長
全国賃貸管理ビジネス協会 理事
suenagateruo@amix.co.jp