ジャカルタ・オレンジカウンティ不動産投資視察

投稿時間 : 2016年02月05日 11:43

東南アジアでの不動産投資

近年、急激な経済成長を遂げているアジアの新興国。アミックスでは、東南アジアでの不動産投資を積極的に展開しています。

今年1月に、インドネシアで三光ソフラングループが購入したマンションの視察のため、アミックス社員約10名で現地視察を行いましたので、ご紹介いたします。

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成長し続けるインドネシア

インドネシアは、1万3千をこえる大小の島々で構成された東西に長い国です。GDPは15年間右肩上がりで、東南アジアのなかでも、とくに順調に経済成長を続けている国といえます。

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さらに人口も右肩上がりです。2000年には2億人に届いていなかった人口が、2014年には2億5千万人を突破しています。

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経済成長にともなってホテルや大規模なショッピングモールも整備され、訪れる日本人も増えています。また、数多くの日系企業が進出している国でもあります。

三光ソフラングループでマンションを購入
アミックスでも5億円の投資

インドネシアの首都ジャカルタから東約30㎞ほどの場所で、「オレンジカウンティ」という街をつくるプロジェクトが進行しています。敷地内には、分譲マンションのほかオフィスビルやショッピングモール、教育施設まで建設されるという大規模プロジェクトです。

オレンジカウンティ内に建築予定のマンションやビルは、日本を含めた諸外国からも「将来性のある海外投資先」として大変注目を集めています。三光ソフラングループが現地法人を設立して購入したのは、オレンジカウンティのなかの分譲マンション(1棟)です。三光ソフラングループの一員でもあるアミックスでも、5億円の投資を行っています。

あふれるエネルギー、首都ジャカルタ

2016年1月、真冬の東京から約8時間のフライトでインドネシアの首都ジャカルタに到着しました。ジャカルタの人口は約997万人(2013年)。近郊を含む都市人口は2,996万人にもなります。

ジャカルタは近代的な新しいビルが次々と建設されており、早朝から夜中まで活気と喧騒に包まれています。行き交う人々にも東南アジア特有のむせかえるようなエネルギーを感じます。

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高速道路を走り、オレンジカウンティへ

ホテルに着いた翌朝、オレンジカウンティへと向かいます。気温は約30℃。インドネシアの1月は雨季にあたるため、日中も雨が多いのですが、時折のぞかせる南国の太陽がじりじりと照りつけます。

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近代的なビルがならぶ首都ジャカルタですが、交通インフラはまだしっかりと整備されていません。ジャカルタ近郊の交通渋滞は日常化しており、社会問題にもなっています。

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首都から遠ざかるにつれ、車窓からの景色も都会の様相から熱帯雨林の生い茂る広大な土地へと変化していきます。

壮大なスケール、オレンジカウンティ

走ること約90分、現地に到着しました。総面積322ヘクタール(東京ドーム約68個分)と広大な敷地のオレンジカウンティ。プロジェクトの総費用は250兆ルピア(約2兆3800億円)にもなります。プロジェクト開発をすすめているのは、インドネシアの大手財閥リッポー・グループです。

こちらが開発地と完成パースです。数年後には広大な土地に高層ビルが立ちならび、大勢の人々が暮らすことになります。

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また、昨年中国が受注したジャカルタ―バンドン間に開通予定の新幹線において、オレンジカウンティのすぐ近くに停車駅ができることになりました。建設予定のカラワン国際空港、チラマヤ港がオレンジカウンティの主要ゲートとなり、西ジャワ州東部の中心地となるでしょう。

人気のバーバンク、近隣を三菱商事も購入

こちらが今回、三光ソフラングループが購入し、アミックスも出資した「バーバンク(BURBANK)」マンションのショールーム。アミックス社員一行、模型を前に熱心に説明を聞いています。

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「バーバンク」マンションの模型はこちら。隣のビルを三菱商事が購入したことからもわかりますが、大変人気のある場所です。

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日本人向けの施設も充実

2015年より着工されたオレンジカウンティは、マンションやオフィスビルだけでなく、学校やサッカー場、ショッピングモールも整備されます。完工は2019年の予定で、広大な土地は3年後に約7万2千人が暮らす街へと変わっていきます。

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多数の日本企業が進出

オレンジカウンティの近隣にはインドネシア有数の大工業地帯があります。日系企業(メーカー・商社など)が数多く進出しており、自動車、オートバイ、工業製品、日用品などの生産が行われています。

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こちらが工業地帯の様子。広大な敷地には、現在も大規模な工場が続々と建設されています。奥で建設しているのは日本の自動車メーカーの工場です。

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他にも、日本のさまざまなメーカーが多く進出しています。なじみのあるロゴやブランドを掲げた大きな工場を目にすると、日本企業のインドネシア進出に対する熱い期待が伝わってくるようです。

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今後の成長が期待されるオレンジカウンティ

工業地帯の周辺には、現在3,000人以上の日本人駐在員が住んでいますが、その多くは独身者か単身赴任者です。ほとんどの駐在員家族は、日本人学校やインターナショナルスクールの多い南ジャカルタに居住しています。駐在員が家族とともに南ジャカルタに住みたくても、渋滞により通勤に片道2時間以上かかるため、やむなく単身赴任をしているのです。

オレンジカウンティには、日本人向けの繁華街「リトル東京」の開発も計画されています。日本人向けの教育施設や文化センターなどの建築計画もあり、日本人にとって暮らしやすく活気のある街となるでしょう。

オレンジカウンティが完成すれば、これまで別々に生活せざるを得なかった家族も一緒に暮らすことができます。バーバンクは、単身者も含め日系企業現地駐在員のサービスアパートメントとして貸し出される予定です。

将来利回りを見込んだ投資に適した東南アジア

不動産投資を検討するうえでもっとも重要なのが家賃収入と購入価格とで算出される利回りです。

人口の減少を止められない日本では、この先一部の地域を除いて家賃が徐々に下がっていってしまうでしょう。それに比べ人口が増え続けるインドネシアなど東南アジア諸国では、日本とは逆に、今後、物価とともに不動産価格も上昇していくでしょう。

物価と共に家賃収入も上がる、家賃収入が上がれば将来利回り(数年後の利回り)も上がります。たとえ現在の利回りが高くなくても、将来利回りが期待できる東南アジアへの投資は、長期保有に適した投資といえるでしょう。

2019年オレンジカウンティの完成とその後の街の成長が、今からとても楽しみです。

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