賃貸不動産経営管理士協議会 会長就任のごあいさつ

投稿時間 : 2016年12月19日 14:16

私 末永は、2016年より「一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会」会長を務めさせていただいております。

賃貸不動産経営管理士協議会は、業界の3団体(公益財団法人日本賃貸住宅管理協会・公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会・公益社団法人全日本不動産協会)によって、不動産管理の統一した資格を確立することを目的として平成19年に設立されました。

不動産管理業を行うには特別な資格は必要なく、ある程度の知識があれば、誰でもできてしまいます。そのため、会社や担当者によって管理の質にかなり差があり、業者側の認識が間違っていたり、重要事項の説明ができていないなどの問題も多くありました。一定水準の能力をもつ「賃貸不動産経営管理士」の育成と活用により、無用なトラブルを未然に防ぐことができます。

さらに、今後訪れる人口減少時代への対応にも「賃貸不動産経営管理士」は重要となってくるでしょう。

 

無題

少子化がすすみ、借り手が少なくなる将来にむけて、これからの賃貸アパート・マンションは入居者に“選ばれる”住居とならなくてはなりません。

そのためには入居者が日々気持ちよく、快適な生活が送れるようしっかりと管理を行い、適切なサービスを提供することが大切です。長期に考えれば、入居者の利益が賃貸オーナー様の利益につながるのです。

知識と技能、経験をもつ「賃貸不動産経営管理士」が管理を行っていれば、さまざまな局面で的確なアドバイスや対応ができます。さらに、適切な修繕計画を立てることで、建物を長寿命化することもできるでしょう。

「賃貸不動産経営管理士」認定試験は毎年1回行われており、すでに23,000人を超える有資格者を輩出しています。

今のところは任意の資格ですが、管理業界全体のレベルアップを目指し、国に対して義務化を働きかけています。オーナー様と管理業界の未来のために、私も尽力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

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